香川院長ブログ

アスタリールACT

2016.05.29更新

astarealact

みなさんはアスタキサンチンをご存じですか?
βカロタンやリコピンと同様のカロチノイドの一つで、サケやイクラの赤い色を構成しています。
エビやカニの赤い色、きれいな鯛の赤い色もアスタキサンチンの色です。

このアスタキサンチンは強い抗酸化作用をもっていることから現在サプリメントとして発売されています。

先日このアスタキサンチンを主成分としたアスタリールACTを製造発売している
富士化学工業のMRの方のお話をきく機会がありました。
抗酸化作用が強力だということは、活性酸素を除去できるということです。
つまり疲労回復や眼精疲労の改善、美肌効果などが期待できます。
ひいては老化防止につながるはずです。

数あるアスタキサンチンのサプリのなかでも、2粒で12mgと十分な量が含まれていて
さらにトコトリエノールというスーパービタミンEとアスコルビン酸グルコシドも同時に摂取できる
アスタリールACTはもっとも評判がよく、他社製品よりも高価ではあるのですが
売り上げを年々伸ばしているようです。
また医療機関専売品でもあります。
幸い試供品をいただいたので早速僕自身で内服を開始してみました。

実際アスタキサンチンの効果は本物なのでしょうか?
商業ベースではありとあらゆる疾患に有効であるとの誤解をあたえかねないような記載もみられます。
しかし眉唾かなとの印象も受けるので、もっと公平かつ公正な分析をしたものはないかと探してみました。

国立健康・栄養研究所のデータをみると ( http://hfnet.nih.go.jp/contents/detail615.html )
どの臓器に関しても、有効であるというデータはRCT(無作為化比較試験)では得られていないようです。 
かろうじて ”目の調節機能改善” には有効かもしれない というのが現在まで得られている
知見のようです。
安全性に関してはほぼ確立されています。

僕が1ヶ月間内服した限りでは、残念ながら眼精疲労も含めてなにも効果は感じられませんでした。
あくまでも個人の感想ですが・・・。
1ヶ月間では内服期間が短いのかもしれませんし、僕が効果を得られない体質であったのかも
しれません。

今後なんらかの新しい知見が得らられば、また内服を再開しようかななんて思っています。

投稿者: 稲城癒しの森内野クリニック

おおたか脳神経外科内科

2016.05.09更新

ootaka

昨日、以前勤務していた病院でお世話になった先生が開業なさったので
内覧会にお邪魔しました。
場所は西武拝島線 玉川上水駅からほど近く芋窪街道沿いにあります。
駐車場も10台は確保されていて、通院する患者さんの利便性はとてもいいです。

院長は東大和病院の院長を長年務めていた先生で、ご専門は脳神経外科です。
ぼくより10歳くらい年上なのですが、見た目も気持ちもとてもお若い方で
院長時代もばりばり働いていました。
国公立病院ではありえないと思うのですが、院長自ら月に4~5回は当直されていました。
ぼくもよく一緒に当直をさせていただいたのですが、脳神経系の疾患が疑われる
患者さんが来院されると、夜中でも快く診察に応じてくれて大変ありがたかったです。

昨年ぼくが開業したときには、立派なお花をいただいた上に内覧会にも来訪していただきました。

入口を入ると例によって胡蝶蘭がたくさん飾られていました。ぼくは胡蝶蘭ではなく幸運の竹
ミリオンバンブーを贈ったのですが、入り口付近に飾られていました。

予想されたことですが、内覧会は大変混雑していました。地域の方々の期待感がひしひしと伝わります。
診察室は向かって左側に2部屋ありその横に処置室がありました。右側の奥にいくと
オープンMRIとマルチスライスCTが鎮座していました。さすがは脳神経外科ですよね。
これだけの設備はなかなか個人のクリニックではそろえられるものではありません。
導入費用もランニングコストも相当かかると思われますので、つい心配してしまいますが
そこは26年間この地で診療されていた先生です。
地盤 地縁の強さは落下傘開業したぼくとはくらべものになりません。

行動をともにされた看護師さんによると、開業前からすでに300人以上の患者さんの
予約がはいっているそうです。
理想的な新規開業ですね!

懐かしい顔にも何人かお会いすることができました。
ぼくにとってはとっても楽しい時間でした。

また機会があればおじゃましたいと思います。

大高先生!お身体にはくれぐれも気を付けて頑張ってください!

投稿者: 稲城癒しの森内野クリニック