糖尿病内科

糖尿病とは

私たちが食事をすると、すい臓からインスリンが分泌され、血液中のブドウ糖が体内に取り込まれます。そして、このインスリンが出なくなったり働きが悪くなったりすることで、血液中のブドウ糖の濃度が正常範囲を超えてしまうのが糖尿病です。

すい臓の機能が落ちてインスリンが全く分泌されなくなった状態を1型糖尿病、インスリンの効果が低下したり分泌量が減ったりする状態を2型糖尿病と言います。1型糖尿病の方は、インスリン注射を継続的に続けていかなければなりませんが、2型糖尿病であれば、薬の量を減らして最終的には薬なしで生活できるようになることもあります。

当院の糖尿病治療

当院では、生活習慣を改善することで、薬を飲まなくても済む状態になることを目指した糖尿病治療を行います。とは言え、無理に食事制限をしたり、過剰な運動指導をしたりしても、続かないため効果はありません。大事なのは、患者様が無理なく続けていける治療計画を一緒に考えるということです。これまで治療に前向きでなかった方も、私たちと一緒に、「続けられる治療」に取り組みましょう。

カロリー制限をしない食事指導とは

生活習慣を改善するにあたり、これまではカロリーを制限することが大切だと言われてきました。しかし、それでは長く続けるのは難しいだけでなく、実はそこまで高い効果があるわけではないということがわかってきました。それよりも大事なのは、糖質制限です。お米、パン、甘いもの、スポーツドリンクなどの摂取量をできるだけ減らすだけでも、かなり糖尿病を改善できることが明らかになっています。そして、この方法の良いところは、肉や魚や卵は食べても良いという点です。無理な食事制限をせずに、食べ物の種類を変えることで、糖尿病をうまくコントロールしていくことができるのです。