香川院長ブログ

開院1周年

2016.04.08更新

昨年の4月8日に稲城癒しの森内科クリニックは開業しました!
4月なのに雪がちらつく天候で、前途多難な道のりを覚悟したのを覚えています。

それから多くの方々の支援でここまでこれました。
来院してくださる患者さんや、献身的に働いてくださるスタッフの方々に
本当に感謝しています。
そして、昼夜問わず支えてくれた家族にも感謝しています。

当院の目標は“すべての患者様に満足していただけるクリニック”です。
遠い目標であることは自覚してますが、いつも念頭において
診療にあたっています。

おひとりおひとり患者さんは求めていることが違います。
一律に同じような診療をするのではなく、オーダーメイドの診療を心がけています。
たとえば、ご自分のことではなくてもご家族のおはなしをしてくださる患者さん、
昨日あった出来事をおはなししてくださる患者さん、
海外旅行に行ってきたことを報告してくださる患者さん
旦那さんの介護が大変とおはなししてくださる患者さん
時間に限りはあるのですが、単に診察して薬を処方するだけではなく、
患者さんおひとりおひとりの背景を考慮した診療を心がけています。

もちろん病状以外のおはなしをご希望されない患者さんもいらっしゃいますから
病状についての詳しい説明もきちんとさせていただいています。

もうひとつ心がけていることは、”ハイクオリティでローコスト”の診療です。
病院に勤務していたときはまったくと言っていいほど考えていませんでした。
たとえば採血 心電図  レントゲン  をおこなうと当然患者さんの負担は増えます。
その上ホルター心電図 エコーなども受けていただくと
3割負担の患者さんだと、ご自分の負担が軽く1万円をこえてしまいます。
いくらなんでも高いですよね。

どうしても必要な検査は受けていただかなくてはいけませんが、
たとえば、2ヶ月後に健診を受ける予定の患者さんであれば
緊急性がない限り健診の結果待ちでいいわけですよね。
それまでに採血検査やその他の検査が本当に必要かどうかは慎重に吟味しなくてはいけません。

処方する薬の種類はなるべく少なくするのも大切です。
患者さんの負担を軽くするためには処方する薬の種類を
なるべく減らすと同時に、薬価の高い新薬はどうしても必要な場合をのぞき
処方しないことです。
もちろん、薬価は高くても新薬のほうがあきらかに効果が見込まれるときは
その限りではありませんが、新しいから、 という理由だけで
処方することは厳に慎まなければなりません。

2年目を迎えた“稲城癒しの森内科クリニック”。
今後も地域医療に微力ながらもお役にたちたいと願っています。
引き続き皆様のご指導 ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

投稿者: 稲城癒しの森内野クリニック